『MSM』がハードなトレーニングから関節を守る！！ 抗炎症をサポートする注目素材の有機イオウ
メチルサルフォニルメタン(MethylSulfoniylMethane,略してMSM)はほとんどの動植物に含まれる有機硫黄化合物である。
牛乳、肉、魚、果物、野菜、穀物など、多くの食品中に存在する。
水やナトリウムと同様、体内においてもタンパク質の合成に欠かせないミネラルの一つで、皮膚や関節、靭帯などの結合組織にとっても重要な成分である。また関節・筋肉が衰えるロコモティブ症候群にも効果的な素材である。
一般的に言おうというと火山や温泉などに漂う匂いのきついガスをイメージする。これらは無機硫黄であり、生物の体にある有機硫黄とは異なる
イオウの多くは土の中に硫酸塩の形で存在し、それらが微生物や植物によってアミノ酸などの有機物の形に変換されることで、動物の栄養源――有機イオウ化合物となる。
ヒトは無機イオウのままでは利用できないが、動植物に含まれる有機イオウであれば容易に体内に吸収して利用できる。
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有機硫黄の主な働きは
・タンパク質、アミノ酸、ビタミンB1、ビオチン、インスリン、補酵素、抗酸化物質、コラーゲンの生成促進
・肝機能活性や胆汁分泌促進、解毒機能を向上
・体内のpHや酸、アルカリのバランス調整
などがあり、特に関節軟骨、筋肉、皮膚、髪、爪などの健康に密接な関わりを持っている。
・関節、抗炎症とMSM
関節液は、関節がなめらかに動くための潤滑油の役割押しているが、これが減ってしまうと、軟骨同士がふれあい、次第にすり減ってしまう。更に進行すると骨同士が直接ぶつかり痛みが発生する。
この関節液の主な成分が『コンドロイチン硫酸』という物質で、このコンドロイチン硫酸を生成するのに欠かせない成分こそがイオウなのだ。
イオウは軟骨自体の修復にも欠かせない。
軟骨成分の65～80％は水分だが、それ以外にはコラーゲン、プロテオグリカン、グルコサミンなどの成分が含まれている。コラーゲンは繊維状のタンパク質で、網状になって軟骨を形成、このコラーゲン生成にも硫黄が必要となる。
したがってMSMをグルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンなどと組み合わせることで関節軟骨の修復を促進できる。
またMSMはイオウの供給として関節軟骨修復促進だけでなく、抗炎症や痛みを抑える効果もある、そのため関節向け素材ではまり効果が見られなかった、炎症性の関節炎(リウマチなど)の痛みや関節のダメージにも効果が期待できる。
炎症や痛みを抑えるメカニズムについては研究段階であるが、その効果自体についてはヒトでの臨床試験で確かめられている。
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MSMは水溶性であり、加工段階で大部分の成分が流出してしまうため、通常の食生活では摂取不足になることから、有機イオウ源としてサプリメントや健康食品で摂取が推奨されている。
MSMの臨床試験としては、動物によるものと人による4つの臨床試験の報告がある
特に、骨関節炎の症状改善に有効、という結果が報告されている。
抗炎症作用では、関節痛、筋肉痛の軽減、コラーゲン産生を促し、軟骨・肌・髪と爪の健康に貢献することが確認されている。
また、痛みを抑えながら軟骨再生を助け、スポーツで炒めた筋肉、腱、靭帯の痛みを和らげる働きから、アスリートにも推奨できる。
・MSMの臨床試験
１，40～76歳の変形性関節症患者15名を対象に行なった12週間の二重盲検無作為プラセボ試験
２，25名を対象に行なった12週間の二重盲検無作為プラセボ試験
の2つを紹介
１，40～76歳の変形性関節症患者15名を対象に行なった12週間の二重盲検無作為プラセボ試験
・MSM3gを1日2回摂取した投与グループの膝機能評価(WOMAC：Mcmaster Universities OA Index)が有意に改善された。
疼痛スコア：プラセボ13％に対しMSM群で25％減
凝りスコア：プラセボ12%に対し、MSM群で20%減
可動性機能スコア：プラセボ17％に対し、MSM30%改善
総症状スコア：プラセボ14%に対し、MSM群25%減少
などが確認された
また、118名の変形性関節症患者を対象に行なった12週間の試験でMSM単独、グルコサミンと併用投与とを行ったグループにおいて、疼痛指数、膨潤指数、関節機能の総合指標が有意に改善された
痛みは、強度を動作利得ません
２，25名を対象に行なった12週間の二重盲検無作為プラセボ試験
MSMを１日６g投与したグループから有害な症状は見られず、痛みはかなり緩和され、関節機能が改善されたことを確認。
同時にMSM、の抗炎症作用を測定したが、MSMの抗炎症作用は見られなかった
・安全性
MSMに毒性はなく、安全性については確認されている。
ラットによる亜急性毒性試験において、MSMをラットに９０日間1.5g/体重(kg)摂取させても毒性は見られず、
LD５０は200mg/体重(kg)いじょうとされている。
またアレルギー反応もほこ腐れておらず、医薬品の相互作用もない
管理人所見
あいにく、関節に関してさほど痛みを覚えたことなどもないため、サプリメントの使用経験はなし。
ただし、40代以降など、関節に徐々に異常が見られ始める年代にはオススメできるかもしれない。
管理人の利用するジムにはビルダーの方が居るのだが、
その方に尋ねた所、関節系のサプリは必須だとか。
年齢の差が大きいのか、それともトレーニング経験や強度の差だろうか？
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